やってはいけないこと

約2週間前、中学生の息子が親指を骨折しました。

バスケットボールが指先に当たったそうです。

指がすぐに腫れ、今までの突き指の痛みとは違っていることから、本人も「骨折したかも…」と泣きそうな顔をしていました。(T_T)

整形外科でのレントゲンの結果。
骨折確定…

子供の骨の骨端には成長板(Growth Plate)があり、骨の成長が活発に行われています。

この部分に近いということを考慮し、超音波での治療は行わない方が良いということで、指先の固定具だけによる対応となりました。

2週間後の再検査で、再度レントゲン撮影

ほぼ骨がくっついてきていることが確認できました。2回目は自分が同行し、画像の確認も行なっています。

が、せっかく撮った写真はピンボケ…(・_・;

今後1週間は、部活動の時以外は固定具を使用せず、なるべく指を動かしてリハビリを行い、1週間後から部活動も完全に復帰ということでした。

今回の骨折は、レントゲンでは確認しにくかったのですが、骨幹(Metaphysis) と成長板(Growth Plate) を含むタイプの骨折なので、超音波による治療は2回目もなしでした。

ちなみに、これは "Salter-Harris Classification" でのType IIに相当します。約75%がこのタイプというメモも留学時代のテキストにありました。
アメリカ留学時代、子供の骨の成長板(Growth Plate) 付近で超音波などの理学療法は禁忌事項(Contraindications ) というのは習ったことがあったので、納得のいく適切な説明でした。

ところが…

昨日帰宅してみると子供の親指に今までとは異なる固定具とテープががっちり巻かれていました。

経緯を確認したところ、

接骨院を紹介され、そこで超音波での治療を受けることになり、固定することになったということでした。今回、親は2人とも同行していません。

ちなみにアメリカでは、18歳以下の場合は親の同伴なしに治療行為を行うことはできません。大学生の場合でも必ず親が一緒に説明を聞きにきます。

なぜ、怪我の状態もきちんと説明できない子供だけなのに治療行為を行ったのでしょうか?

成長板に与える影響を認識していたのでしょうか?

認識していて行ったのであれば問題ですが、認識していないのであれば、それも問題です。

世田谷区(それ以外もあると思いますが)では、部活動に参加する中学生(高校生も?)の治療費負担が少ないため、週末や夕方になると接骨院や整骨院で治療を受ける子供達が多いという話も聞いたことがあります。

毎回このような超音波治療などが無制限に行われているとしたら、どのようなリスクがあるのかを認識されているのでしょうか?

医療費の無駄使いに加えて、成長期の子供たちの症状を悪化させている可能性すらあります。

子供には、許可なく勝手に接骨院や整骨院にはいかないように注意しました。たとえ部活動の先輩や先生から勧められたとしてもです。

リスクを知らずに治療行為を受けること、リスクの認識もなく、または、十分な説明もせずに治療行為を行うことは、非常に問題があると考えているからです。

ところで、身長が伸びなくなったら骨の成長は終わりでしょうか?

骨によっては20代の前半でも成長している骨があります。下の写真は鎖骨です。

大人になると成長板(Growth Plate)はなくなりますが、それでも骨は常に作り変えられています。


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Horikawa Chiropractic

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