自分の背中を見たことありますか?
写真のようにスコープによる検査を行う際は、女性の場合は背中側が開くガウンに着替えてもらい、男性の場合はシャツを脱いでいただくかめくり上げてチェックします。
検査の際に直接皮膚を確認することには多くの意味があります。そして、皮膚には様々な状態が現れます。
皮膚の色の違い、湿疹、ニキビ、乾燥、筋肉の盛り上がり、浮腫(水分が皮膚の下にたまった状態)、点状出血、傷、傷跡、毛の濃さの違い、温度の違いなどです。場合によっては皮膚の疾患に気がつく場合もあります。特に、浮腫や点状出血、ニキビの位置などは、スコープの検査で見つかる場所と一致する場合が多いです。また湿疹などは、アジャストメントを行なった次の時に確認すると治っていることもよく見ます。
そして、単純にスコープをするためだけではなく、脊柱を中心とした神経のつながりの中で何が起こっているのかを把握するために、毎回背中を確認しながら皮膚の状態もチェックしています。
背骨の周りの皮膚の状態は、自分で見る機会がないからこそ、誰かに確認してもらう必要があると思います。
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