梨状筋 "Figure 4 Stretch" (初級編)
「梨状筋?」聞き慣れない筋肉の名前かもしれません。
洋ナシを横に倒したような形をしているのでこの名前になっています。
英語では”Piriformis”といいます。英語の筋肉名称は、ラテン語が語源の名前がついているのですが、この名前も”Pear Forms/Shaped"ということからきています。
この梨状筋、多くの場合が太い坐骨神経の上に覆いかぶさるように、仙骨から大腿骨の大転子(太もも付け根の横に飛び出ている部分)へつながっています。
この筋肉が緊張し、坐骨神経(sciatic nerve)を圧迫して炎症をおこすと、お尻から太ももの裏側を通ってひざ下から足の親指までピリピリと痛みを伴う坐骨神経痛(sciatica)と同じ症状となる場合があります。これは、「梨状筋症候群(Piriformis Syndrome)」といわれています。もちろん、骨盤の歪みが原因となって起こる場合もあります。
自分で簡単にできる梨状筋のストレッチがありますので、短い動画をご紹介します。太ももの裏側を持ってひきつけている脚と反対側のお尻が伸びるように行ってください。足が数字の"4"の形になるので、”Figure 4 Stretch”(4の字ストレッチ)なんですね。
フォームローラーを利用した筋膜リリースの方法も有効ですので、試してみてください。こちらも、持ち上げた脚とは反対側のお尻に体重がかかるようにするのがコツです。
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