ツツジ
子供の頃、よく花の蜜を吸いながら小学校に登下校していた思い出があります。
今考えると、自然の花粉(pollen)や細菌(bacteria)に触れることにより、地域や季節にあった免疫力を子供の頃から養っていたのだと思います。
今では、通学路からツツジが減ってしまったのか、汚いからやめなさいと言われてしまうのか、あまり蜜を吸いながら歩いている子供たちを見なくなったような気がします。
アメリカに留学した際、子供達の入学手続きのため小学校に行った時のこと。校長先生だったか保健指導の先生だったかは忘れましたが、Farmers Market(ファーマーズ・マーケット)で地元産のハチミツを買って食べなさいとアドバイスされました。
住む土地が変わると、その土地や環境にあった免疫力がないので、風邪やアレルギーの症状が最初に出る場合があるそうです。このため、体を少しずつその土地の環境に慣れさせていく必要があるからだそうです。それには、その土地の蜂が集めたハチミツが1番という理由からでした。
ちょっとしたアドバイスでしたが、当時なるほどと思ったのをふと思い出しました。
過剰な除菌、殺菌がアレルギー社会を招いている現代、こういった自然から得られる免疫力の重要性がもっと見直されていく必要があると感じました。
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