安心感 - 秋田県秋田市
腰のヘルニアと診断されて、腰の痛みはもう治らないものだと思っていました。
生活の状況をしっかりと聞き取っていただいて、問題の原因の仮説をたて、それにアプローチをし、結果を確認し、という作業を何度も繰り返し問題を切り分けていってくださり、最後は膝が原因だということがわかりました。
問題の切り分けの作業を一緒にしていくことで私としても治療に満足がありますし、治療の根拠をはっきり伝えてくださっているので安心感がありました。
今は痛みがだいぶ軽減されて腰の痛みがでても、少し自分で調整ができるようになりました。
<コメント>
慢性的な腰の痛みです。寝起きが一番腰が痛いのですが、長い時間座っていても腰の痛みが悪化します。ご本人もいろいろな方法を試してみたそうですが、なかなか改善せずに悩んでいました。
腰の痛みの原因は仙骨です。仙骨に浮腫(edema)があり、炎症を起こしていました。仙骨のアジャストメントを行うと、毎回腰が楽になり、屈伸してしゃがむことも自然にできるようになっていました。
問題は、翌日には腰の痛みが戻ってきてしまうことでした。アジャストメントの効果が全然続かないのです。重たい荷物を持ってきた時などは、アジャストメントを行なった当日の夜にもまた腰痛が戻ってくることもありました。
座り過ぎないように仕事環境を改善したり、水泳などのエクササイズを取り入れてもらうなど色々試してもらいましたが、なかなか状況は改善しませんでした。
そんな中で、原因についてお互い話をしていたときに、「膝がゆるいです。」と言われました。学生時代に膝の怪我をして以来、膝の靭帯が伸びて関節がゆるくなり安定感がないということです。痛みがないので腰との関連は考えていなかったようです。
そこで、まずは膝の安定感を取り戻すために膝のアジャストメントに加えて、硬めの膝サポーターをしてもらうこととしました。寝るときとお風呂に入るとき以外はほとんど着けてもらいます。すると、腰のアジャストメント後すぐに腰痛が戻らなくなり、腰の状態を維持できる期間が長くなりました。
現在では、以前ほどの腰痛ではなくかなり安定しています。膝に負担がかかると腰への影響が大きくなるため、常に骨盤のアジャストメントと合わせて、膝と足首のケアも行っています。
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